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Romance夢紀行

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[番外]Angels' Dance/ナリーニ・シン あらすじ

2013年5月に購入して一度読んだきりだったのですが、自分が天使としては傷があるために元人間だったエレナを知識やマナー面で優しくサポートしてくれるジェサミーとラファエルの戦闘隊長でこわもてのガレンのロマンスが久しぶりに読みたくなってしまって再読始めました。ジェサミーは本編のどの巻でも誰に対してもどこまでも優しい先生(特に8巻あたりでナージルがふざけて彼女にとびかかって骨折させてしまった、その後も彼には愛情をもって接していたというのが印象的)ですが、この外伝では彼女の素顔がのぞけるかなと思います。以前読んだときの簡単な感想はこちら

※ ※ ※ ネタバレあります ※ ※ ※ 
辞書で確認せず、記憶に頼っててきとーに書きなぐっていますので、 内容が間違っていても笑って読み流せる方だけ読んでくださいね

本編の400年前。2600歳ほどのジェサミーは左の翼が萎えていて天使なのに飛ぶことができません。治療師のケルは手を尽くしてくれたようですが、ついにはもうこれ以上治療しなくていいと本人が宣言し、心に痛みを感じながら、リフュージで天使の子供たちを教えながら天使の歴史を記録する仕事をしています。ジェサミーの母は、健康に生んであげられなかったということで自分を責めていて、いまでも母子の関係はぎくしゃくしているようです。

ある日生徒の一人から訓練場に誘われて行ってみると、タイタスの戦士風のズボンをはき、真っ赤な短髪で見事な体躯の天使がドミトリと試合をしていて密かにドギマギするジェサミー。彼がラファエルの戦闘隊長として志願してきたため、腕試しをしているようです。ガレンはドミトリを倒した後、観客席を見回した彼の視線がしっかりと、痛々しいほどにほっそりとしたジェサミーを捉えていました。

ガレンは350歳ほど。タイタスの宮廷の戦士同士のカップルの子供として生まれ、タイタスの保護のもと戦場で育ちました。タイタスの宮廷にも戦闘隊長がいて、ガレンが若いころには鍛えてもらいましたが、彼が力をつけるにしたがって部下たちがどちらの指示に従ったほうがよいのか迷うようになってきたため、ガレンが他の宮廷に移ったほうがよいだろうということになったようです。タイタスの宮廷でのルールは明確だったようです。カリセムノンやアシュタッドの宮廷からも誘いはあったようですがラファエルのルールはタイタスよりも冷静で分かりにくく思えたものの、これまでのところ名誉ある判断に思われ、ガレンは大天使になったばかりでまだ中心となる部下も固まっていないラファエルの宮廷を選んだということのようです。異例の若さで大天使となり、また10人衆にもなったラファエルに別の大天使アレキサンダーは警戒心を募らせていて、二人の間の緊張感はかなりのもので近々衝突があるかもとささやかれています。

ジェサミーに興味を持ったガレンは、ドミトリに彼女には恋人がいるのかと確認し、驚いたドミトリは彼女は教師だぞ? 100を超える言語を操る知的な女性だとわかっているかと念押しされますが、恋人がいないことを教えてもらいます。知的さを競うわけではないからとひるむ様子はありません。

次の日、偶然書籍を腕に抱えてあるくジェサミーをみかけて、目の前に飛んでおりて、腕の荷物を取りあげ、図書館まで運んであげることにします。ジェサミーは、貴方のことは覚えていないんだけど、いつ教えてあげたかしら?と聞きます。ジェサミーは天使の子供たちを教えることになっているのですが稀な例外があるようです。戦士の子供が甘やかされることを嫌ったタイタスがジェサミーに預けなかったために、彼女の教え子がガレンを教えたようです。読みかきはできるの?とジェサミーが聞くと恥ずかしそうにガレンは読むことはできるがようやくといったところだと答えます。恥ずかしい思いをさせて申し訳ないと思ったジェサミーは私は飛べないのと話すと、見ればわかる、生まれつきか?ときかれ、あまりの不躾さに頭にきたジェサミーは目的地の図書館につくと彼を追い返します。

ガレンはジェサミーの家を訪ねていきますが、崖の上の家のなかから悲鳴が! 家に飛び込むとジェサミーが血迷ったヴァンパイアともみ合いになっていてガレンはジェサミーを後ろにかばうとヴァンパイアの首をはね、念を入れて心臓を刻んで止めをさしました。ジェサミーは返り血を浴びたガレンを座らせ取り出した布で血をぬぐいますが、強いショックを受けているためガレンは優しく抱きしめて慰めます。

死んだバンパイアのポケットにはジェサミーの家と襲撃の時間が書かれていて、計画的な犯行だったことがうかがえますが、ジェサミーには面識のない人物でした。

ドミトリのところに一緒に飛んでいって報告しようとガレンが言いますが、抱いて運ばれることをジェサミーが拒絶したため、歩いて近所の家に行ってジェサミーはそちらの家で待たせてもらい、ドミトリと共にガレンは家に戻ってきて検証をします。ラファエルの部下ではないようですが、目的が不明のため、ガレンが彼女を守ることになります。

ガレンは自分の家に連れていくといいますが、ジェサミーが図書館にも控室がありそこでも休めるというので、抵抗せずにそちらへ移動します。部屋の入口で寝ずに護衛するつもりのガレンをみて、自分が男性との付き合いに尻込みしているからといって助けてくれた彼に辛い思いをさせていいはずがないと思いなおして彼の家に行くと伝えます。

彼に抱かれて絶壁にある家に連れていかれます。ジェサミーの父は彼女が幼いころ空を飛んでくれたものですが、楽しい時間が過ぎると飛べないという現実が両親を悲しませてしまうと知って、飛ぶことをせがまなくなってしまったそうです。彼女は飛びたくないのではなく、心から飛びたいという気持ちがあるからこそ、その気持ちが始末に負えなくなってしまうから飛びたくないと思っているようです。

心の秘密をガレンに話すと、ガレンは自分なら何時間でも飛び続けられる、と彼女を連れ出して、美しい景色のあちらこちらを見せてまわってくれました。家に戻ると飛んであげた褒美が欲しい、キスをしてくれとジェサミーに頼みます。同情はいらない、とはねつけるとガレンは怒って、今日は自分が君を傷つけることをいったからそれで帳消しということにするが、それは俺への侮辱だと話します。

シンプルに整えられた部屋には大きな寝台がひとつだけあり、ガレンは自分は眠る予定がないからといってジェサミーに譲ってくれます。いったんは休みますが眠れずにガレンのところにいくとガレンは腕立て伏せをしていて鍛錬をしていますが、ジェサミーと会話してくれます。手持無沙汰で落ち着かない彼女はどの家にでもある保存食を見つけ出し小麦粉やドライフルーツなどを混ぜ合わせ、ケーキを焼くことにします。部屋にケーキの焼けるよい香りが漂っていて、落ち着いた時間を過ごしていると、ジェサミーはずっとこんな一日が続いてくれたらと願ってしまう自分に気が付きます。いつか有能なガレンはリフュージを出ていってしまい残された自分の心は深く傷つくだろうとも。ガレンに口づけされますが、思わず押しのけてしまうジェサミーです。俺が教養がないからかとガレンは傷ついた様子ですが、ジェサミーはそれは違うと強く否定します。実際ガレンはジェサミーが大天使の政治ゲームを解説すると驚くほどの理解力を示していました。

翌日ジェサミーが図書館にいると、「ラファエルのあたらしい戦闘隊長に求愛されているんだって?」とケルが顔を見に来ます。「いつかリフュージからでていってしまうだろう彼との関係に踏み込めない」とジェサミーが打ち明けると「君がそんな人だと思わなかったな」と手厳しく言われます。傷のある羽に隠れてるといいたいの?とジェサミーがいうと、自分はそこまで言っていないけど、君がそう言うということは自分自身がそう思っているっていうことなんじゃないか、とケルは話します。ジェサミーの額にケルが慰めと励ましのキスをしているところにガレンがやってきて、二人の仲を誤解して怒って出て行ってしまいます。ジェサミーは自分が不誠実な女だと思われたくないとケルに言います。

ガレンが鍛えなければならないヴァンパイア二人相手に厳しく指導していると、ジェサミーが説明しようとやってきました。ガレンは激怒していますが、ジェサミーはケルは少しだけ年上の親友で、二人は2000年のあいだ友達だと説明します。実のところ、一度だけベッドを共にしようと誘われたことがあるけど、断ったわ。ベッドに行くなら情熱がないと。気持ちの治まらないガレンでしたが、ジェサミーがいなくなったあと、イリウムがやってきて君のことは好きだけど、ジェサミーのことは愛してる。彼女を傷つけたら許さないからなと釘を刺したうえで、ジェサミーがジェイソンの護衛で家に戻っていると教えてくれます。

ガレンはジェサミーの家に行って「君の名誉を誤解したことは謝るけど、ケルの首を切り飛ばしてやりたいと思ったことは謝らない」と言ってジェサミーに呆れられつつ、仲直りします。

ジェサミーが学校で生徒に「新しく来た大きい天使のこと好き?」「ガレンっていうんだよ!」「先生、崖でキスしてたでしょ? 羽の形でわかったの」子供たちに嘘はつけなくて、彼のことは好きよ、と答えます。ガレンの羽に包まれていて、崖が誰からも見ることのできる場所だとジェサミーは気が付きませんでしたが、ガレンはリフュージからよくみえることがわかっていたに違いありません。野蛮人らしいやり口に憤懣やる方ない様子です。

ガレンはリフュージですれ違う人たちから意味ありげな視線を向けられ、ジェサミーが誰のものかはっきり周囲に伝わったことで、クリームをなめた猫のようにご機嫌ですがそれをみたイリウムは、そのままの顔でジェサミーに会ったらえらい目にあうぞと忠告されます。

情勢が不穏になってきたため、ラファエルはアレキサンダーの侵攻に備えタワーに戻らなければならず、ガレンにも戦いに備えるために同行してほしいと伝えます。ガレンは襲撃者からジェサミーが無防備になってしまうと危惧し、ラファエルはアオドハンとイリウムに守らせるからと言いますが、彼女を抱えて移動するのは負担ではないので、自分の手で守りたいと伝えます。ラファエルは彼女はリフュージを離れたがらないのではと言いますが、彼女は自分の気持ちを簡単には見せませんが、新しい世界を見たいと思っているはずですと、進言します。

ジェサミーを探して学校にやってきたガレンはすでに学校が終わっていることに気付きますが、まだ庭に残っている子供たちがいました。彼にぶつかりそうになりながら飛んできた女の子を無事に着地させると、君たちの飛ぶ技術はひどいもんだなとコメントします。あなたはジェサミーの天使だね。一緒に遊ぼうと誘いますが、君たちに必要なのは飛行訓練だ、と自分のまわりで飛び跳ねる子供と手をつなぎながら一緒に訓練することにします。ジェサミーを今度連れて行くよ、と彼らに説明すると、連れて帰ってくれる?と不安そうに言われ、連れて帰ると約束します。

図書室にいるジェサミーに一緒に来てほしいと頼むと、嬉しさと諦めの混じったような反応で、行きたいけど不完全な天使が人間に見られてはいけないと断ります。ガレンはタワーには人間はいないと請け合い、君の行きたいところにはどこへでも連れて行くからと説得します。それよりも、戦場に行くのも同然のことなので、危険なことになるかもしれないがそれは構わないのかと確認しますが、ジェサミーは気にならないようです。

翌日の夜明けにラファエルとガレン、ジェサミーは出発します。大天使のための休憩所が各地に設けられていて、自由に使えることになっています。その一か所で休憩し、話し合いをしていると、この急激な軍隊の進行はひょっとしてアレクサンダーが亡くなったか、眠りについたのではないかという推測になります。大天使を天使の炎以外で殺すことはたとえ灰にまでしても復活してしまうため容易ではありませんが、不可能ではありません。亡くなったとすると、彼の領地を守るために戦闘隊長である息子のローハンが動いているのか、それとも・・・。ラファエルはアレキサンダーが亡くなったという方向で戦闘は避けられないと考え始めます。

アレキサンダーはジェサミーを相談役として頼みにしていて、ジェサミーは最近アレキサンダーがヴァンパイア一人を伴って訪ねてきたときの会話を思い出しました。自分は時代遅れに思えてきたと。私を賢いと思ってくれるのは君だけだ、ジェサミー。ラファエルに対する態度には賛成できないものの、長い年月悪をくじいてきた彼のことを尊敬していたジェサミーは、もしも将来大天使同士が善悪の観念を争うようになったときに正しい側についているのは貴方だという気がするのです、と。よろしければお眠りになってはいかがですかと進言したことを思い出し、普段は軍隊の各隊と共に行動し、先頭を切って行動するアレキサンダーが2か月のあいだ姿を表していない、そして彼の領地の人間が姿を消している・・・。これらの現象からジェサミーはアレキサンダーは眠りについたのだとわかります。

大天使のいない領土は、ヴァンパイアなどが暴れまわり甚大な被害が現れるため、もしもアレキサンダーが誰かに殺されていて復活するのをローハンが待って戦争へ突入するのか、ジェサミーの推測通り眠りについていてもしもラファエルや他の大天使たちが彼の領土に現れても、アレキサンダー自身の反撃がなければ、それはすなわち彼が眠りについているからだろうということになります。ラファエルは急ぎ他の大天使たちに使いを送り、リージャン自身には自分が使者となって知らせることにします。

ジェサミーはタワーで待機することになりますが、しばらく待ってもアレキサンダーからの反撃がなく、大天使たちがアレキサンダーの領土の混乱を静め、ひとまずの戦乱は避けられたようです。ジェサミーに焦がれる気持ちは変わらず、ジェサミーもまたガレンに強く惹かれていますが、ガレンは自分が彼女に新しいものの見方を教えてあげたから、外の世界に連れ出してくれた人だからという感謝の気持ちで自分と付き合うのはやめてほしいと言います。ジェサミーはガレンに対して自分の背中を押してくれて有難いという気持ちがあるとは否定できず、ガレンはジェサミーのことを自由にします。

ジェサミーが夜明けの図書室にいくと、トレースと呼ばれるヴァンパイアがいました。ラファエルの配下でいかにも危険な雰囲気をまとう人物ですが、ここで詩集を読んでいたと言って、彼女に詩を朗読してくれました。自分の羽には不具合があるけれどジェサミーがいうと、私も空を飛べませんと気にもしない様子です。以前リフュージで彼女を見かけて求愛したかったのだけれど、他の何人もの人から彼女は一人でいたいのだからわずらわしてはいけない、と忠告されたと言っていました。もしも誰かと付き合っているのなら、その間に割って入る気はないけれど、また会ってくださいとアプローチされます。彼女は自分自身が孤独を作っていたのかもと気づきます。

ガレンがジェサミーを空から見かけたときには、彼女は笑っていて傍らにはトレースがいました。ドミトリに殴らなくていいのかとからかわれると、そうしない理由は奴がジェサミーを笑わせていたからと答えます。ドミトリは悲しい記憶を瞳にたたえて、気をつけろ、女性への愛は時には男を滅ぼしてしまうと忠告します。

ジェサミーがリフュージでヴァンパイアに襲われた経緯は、おそらくヴァンパイアはアレキサンダーの部下で、彼が安全な場所で眠りについたことで彼との契約はまっとうされ、彼が眠っているということを知っているかもしれないジェサミーの口を封じようとして行動したのではないかということでした。

タワーにきて初めて、ジェサミーはガレンに頼んで領土内の美しい場所に連れて行ってもらいました。ジェサミーは彼への気持ちを痛いほど感じますが、部屋に着くとガレンは彼女を置き去りにして立ち去ってしまいます。ガレンは彼女を自分のものにしたくてたまりませんが、彼女を篭の鳥にもしたくないのです。2,3日出かけてくるとドミトリに言い置きます。ドミトリにジェサミーは他の男に抱かれて空を飛んでいるかもなと言われ、命がけともいえるスピードで飛び出しますが、誰か別の男の腕に抱かれている彼女の姿が頭に浮かび、どうしてもそれ以上進めずに戻ってきてしまいます。

ジェサミーの部屋のバルコニーに降り立つと、ジェサミーは一人でした。こんな風に私に何も言わないで出かけるなんて二度としないで! ドミトリに聞かなくちゃならなかったんだから。と怒っています。ガレンは彼女が自分の存在を認識していたとは思っておらず面白く思います。タワーにいるあいだに、ジェサミーはトレースとキスをしてみても何も感じず、他の男性から求愛されることがあっても、ガレン以外の人物と空を飛ぶことはありませんでした。何人と付き合おうと、自分が愛するのはガレンだけと確信がもてたようです。貴方のことを愛しているの、というジェサミーの告白にガレンは感激。彼は彼女を連れ出し、誰も来ない森の中で親密な時を過ごします。

厳しい訓練も早めに切り上げ、いそいそと家に帰る隊長をみて、隊員たちはしたり顔ですが、ガレンは気にならないくらい幸せでした。

ジェサミーはガレンに私とエンジェルダンスをしてほしいとせがみます。エンジェルダンスは本能に働きかけてしまうので、夢中になって手加減できなくなり、ジェサミーを傷つけたりするのが怖いとガレンはすぐにはうなずきません。それでもどうしてもと言われて、ジェサミーには翼をたたませ、まつげが凍るほどの高さまで昇り、一気に下降します。地面に激突寸前で急上昇しますが、ジェサミーは喜びの声を上げています。次第にダンスに熱中してしまい、ガレンは本能的にジェサミーを手繰り寄せて身体を無造作に結んでしまい、はっと我に返ります。私もあなたと同じ天使なのだから、大丈夫とジェサミーに促され、二人はエンジェルダンスを飽きるまで繰り返していました。

ジェサミーはリフュージのことを檻ではなく家と感じられるようになり、また離れるタワーについてもそこでできたトレースなど新しい友人とも別れがたさを感じますが、『また来れる』という気持ちがあるので辛くはありませんでした。ガレンがジェサミーをリフュージに送っていくことになり、周りの景色を楽しみながら、二人の絆を深めながら戻りますが、別れは翌日の朝でした。自分を待っていて欲しい、とガレンが頼みジェサミーはもちろんそのつもりです。

ラファエルの軍隊は整えられていたものの、大天使からの攻撃に耐えられるほどではなく、ガレンの鍛錬が必要とされていました。お互いを恋しく思いつつ、いくつもの季節が過ぎ、手紙のやりとりを経て、ようやくガレンがリフュージに戻れる日がきました。人間の恋人に秘密を漏らしたという理由で密かにタワーに戻されていたイリウムと共に戻ることになります。ラファエルは自分の上級の部下の一人にはリフュージでしっかりと目を配ってほしいと考えていたので、ガレンがリフュージに基盤を置きたいということには賛成しています。

ジェサミーが崖から見上げると逆光に照らされてよく見えないものの2人の天使が飛んでくるのがわかりました。一人はガレンです! 崖の淵までかけていって、彼に飛びつき、「おかえりなさい!」と歓迎しました。その日遅く、ジェサミーは見てほしいものがあると言って、ガレンの腕に腕輪を嵌めます。君は自分のものの印として俺に手錠をはめようっていうのかとガレンはふざけますが、恋人の占有の証としての琥珀がはめ込まれ、彼の安全を願う護符をとても喜んでいました。彼には戻る家ができたのです。君も俺の琥珀を身に着けてくれるかい?という問いにジェサミーは「いつでも」と応えていました。(終)

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